まずは、週刊少年ジャンプで連載されている人気漫画「ONE PIECE」とのコラボレーションモデル「N-02E ONE PIECE」。NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の端末である。ウッドをイメージした専用色のボディにONE PIECEのキャラクターを背面にあしらっている。世界でも評価が高い日本のアニメであるONE PIECEとコラボレーションすることで、これまで以上に幅広いユーザー層にスマートフォンを浸透させていこうという狙いだろう。海賊船にキャラクターのフィギュアもあしらわれた専用クレードルも付属するようだ。先行展示2機種目は、Disney Mobile on docomo N-03E。NTTドコモがウォルト・ディズニー・ジャパンと協業して展開する「Disney Mobile on docomo」ブランドの新端末となる。Disneyの世界観が端末内に再現され、またDisney Mobileが展開するDisney関連コンテンツがふんだんに用意されている。端末はNECカシオモバイルコミュニケーションズ製で、同社初のDisney Mobile on docomoシリーズ端末となる。ソニーモバイルコミュニケーションズからはXperia AX SO-01Eが展示されている。1日に発表した日本市場向けスマートフォンの新製品である。8月にドイツで開催された「IFA 2012」で発表されている「Xperia V」の日本向けモデルであり、約4.3インチのHDディスプレイを搭載、Xi(LTE)に対応し、ワンセグ、おサイフケータイなど日本の独自サービスも搭載している。最後はGALAXY Note II SC-02E。サムスン電子製の端末で、5.5インチのHD Super AMOLED(1280×720)を搭載したスマートフォン。かなり大振りな端末だが、Noteという名称が冠されているとおり、付属の「Sペン」を使った手書き入力機能が優れており、まさにノートや手帳代わりに活用できる1台である。従来のGALAXY Noteと比べるとディスプレイサイズが若干縦長になり、アスペクト比で16:9の表示に対応している。
展示されているモデルは、スマートフォンはAscend HW-01E(Huawei製)、AQUOS PHONE SH-01E(シャープ製)、optimus G L-01E(LGエレクトロニクス製)の3モデル、タブレットはMEDIAS TAB UL N-08D(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製)、GALAXY Tab SC-01E(サムスン電子製)の2モデル。いずれもXi(LTE)に対応した端末で、スマートフォンのほうはおサイフケータイやワンセグ、防水機能など、日本で親しまれている機能を網羅している。
中でも注目しておきたいモデルは、Optimus G L-01Eだ。開発中の製品だが、クアッドコア搭載のハイスペックモデルで、おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信など日本のモバイルユーザーに欠かせない機能を網羅している。しかも防水機能も装備。とくに、動画を再生しながらその動画上に半透明のスマートフォン操作画面を表示し、動画を見ながらメール作成したりWeb検索などができる新しいユーザーインターフェイスを搭載している。
《木暮祐一》