10月27日に映画『009 RE:CYBORG』が全国公開されるのを記念して、同じ石ノ森章太郎さんの『サイボーグ009』を原作とする劇場アニメ2本を上映するイベントが札幌で開催される。10月3日、札幌シネマフロンティアで19時から、劇場版『サイボーグ009』(1966)、劇場版『サイボーグ009 超銀河伝説』(1980)を続けて上映する。2本同時上映で料金は1500円だ。『サイボーグ009』は、石ノ森章太郎さんの代表作としてよく知られた存在だ。これまでたびたび映像化されてきた。このうち1966年の『サイボーグ009』は、映像化初作品にあたる。アニメ版『サイボーグ009』の原点といえる。世界征服を企むブラック・ゴーストにサイボーグにされ、そこから脱走した9人の戦士がブラック・ゴーストの刺客と戦う。一方、『サイボーグ009 超銀河伝説』は130分にも及ぶ大作で、東映動画(現東映アニメーション)が制作した。宇宙を舞台にした壮大スケールがウリとなっていた。宇宙を生んだ物質"ボルテックス"を狙うダガス星の帝王とサイボーグ戦士の戦いが描かれる。いずれの上映も、現在では機会が減っているフィルム上映となっている。両作品のフィルムは、いまでは1本しか現存しないとのことだ。そうした意味でも貴重上映会になりそうだ。10月27日公開の『009 RE:CYBORG』もあわせて鑑賞すれば、ひとつの作品から生まれた3つの異なる映画を楽しめる。また、40年以上にも及ぶ、アニメの映像表現の変化を体感するのもいいだろう。劇場版「サイボーグ009」、「サイボーグ009 超銀河伝説」上映会日時: 10月3日(水)19時~場所: 札幌シネマフロンティア上映作品:1)1966年劇場版「サイボーグ009」(63分)2)1980年劇場版「サイボーグ009 超銀河伝説」(130分)料金: 1500円(2本同時上映料金)映画『009 RE:CYBORG』 10月27日(土) 2D/3D 全国公開 http://009.ph9.jp/