人気コミック「聖☆おにいさん」がアニメ映画化されることが27日に明らかとなった。公開日については“今世紀公開決定”としており、詳細は未定だ。 ブッダとイエスという2人の“聖人”が東京・立川のアパートで共同生活する暮らしをシュールに描いた人気コメディ作品が、いよいよアニメ映画化される。制作は、テレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「青の祓魔師」などヒット作を生み出してきたA-1 Picturesが担当する。 監督には人気アニメ「劇場版 涼宮ハルヒの消失」でパートコンテを担当した高雄統子が初のメガホン。脚本はフジテレビ系ドラマや実写映画「君に届け」を手がける若手注目株脚本家・根津理香がアニメ映画に初挑戦。そして音楽は、伝説的バンド・ムーンライダースの鈴木慶一と白井良明の最強タッグを組む。鈴木は北野武作品BGMを数多く手掛け、2003年公開の「座頭市」では第27回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。白井は「アイデン&ティティ」(2003年公開)や「20世紀少年」シリーズ(2008年から3部作で公開)などのBGM作曲を担当し、アニメ映画は初挑戦となる。 「聖☆おにいさん」は、「モーニング・ツー」(講談社)で連載中の中村光による人気コミック。なお、12月3日に発売する第8巻では、映画化に先駆けて“聖人”の声を収録したオリジナルアニメーションDVD付き特装版が用意される。