米アップルは現地時間19日午前10時(日本時間20日午前2時)、同社のモバイル端末向けオペレーションシステムの最新版「iOS 6」の提供を開始した。 対応機種はiPhone(3GS以降)、iPod touch(第4世代以降)、iPad(2および新しいiPad)。「設定」から直接アップデートを行うか、iTunesを使ったPC経由でアップデートを行うか、いずれの方法にも対応する。なお21日より発売される「iPhone 5」には、最初からiOS 6が搭載されている。 iOS 6では、数々の脆弱性が解消されたほか、Siriの強化と対応機種拡大、Facebookとの統合、電子チケットアプリ「Passbook」採用、相手を選んで写真を共有できる「共有フォトストリーム」採用などの新機能搭載・機能強化が図られた。また「Safari」「App Store」「FaceTime」各アプリの高速化・機能強化も行われている。 さらにiOS 6からは、従来のGoogleマップではなく、アップル独自のマップシステムが採用された。ただし、日本では、まだ情報が十分に掲載されていない地区も多い模様。また海外では対応している3Dでの表示、リアルタイムな渋滞情報なども日本では現時点では利用できない。
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