歴史上初めて、地球外の惑星から地球へ向けて音楽が送受信された。28日、米カリフォルニアのNASAジェット推進研究所において、学生や記者を含むゲストは、火星探査機キュリオシティが火星から送信した、ウィル・アイ・アムの「リーチ・フォー・ザ・スターズ」を聴いた。 NASAの教育プログラムによって史上初の惑星間楽曲「リーチ・フォー・ザ・スターズ」の作者となったウィル・アイ・アムは、実業家でもあり、科学技術教育に熱心なことでも知られる。「若者を限りない未来に導きたい。人間性と科学とのコラボを追求してほしい。私の目的は若者をインスパイアすることだ。そういった若者が、また私をインスパイアしてくれる」とウィル・アイ・アムは語る。 NASAの教育担当管理官でスペースシャトル宇宙飛行士でもあるリーランド・メルビンは「NASAの先駆者であるニール・アームストロングの生涯と遺産は、今日ここにいる学生にとって大きな道しるべだ。ニールが月に残した最初の足跡は歴史の大きな足跡となった。そして今日ここにいる学生の誰かが、おそらく火星に最初の足跡を残し、人類は進歩を続ける」と語る。