米国の自動車大手、「ビッグ3」の一角を占めるフォードモーター。同社がEVやハイブリッド車などの環境対応車の生産を、大幅に増やすことが分かった。これは8月15日、フォードモーターが明らかにしたもの。2013年までに、EVやハイブリッド車、プラグインハイブリッド車(PHV)の生産台数を、現行比の3倍へ増やすとアナウンスされたのだ。この増産計画を支えるのが、5車種という充実した新世代環境対応車のラインナップ。すでに米国で発売された『フォーカス』のEV、『フォーカスエレクトリック』に続いて、主力中型セダンの『フュージョン』と小型MPVの『C-MAX』にハイブリッド仕様を追加する予定。この両車には、PHV仕様もスタンバイしている。ハイブリッド車については、フォードモーターは旧『エスケープ』に2004年、先代フュージョンに2010年に設定。同社は、「米国の自動車メーカーとしては、ハイブリッド車の生産台数は最多」と説明している。