日本電気(NEC)は20日、製造業がM2M(機器間通信)を活用したビジネスを新たに開始するための、トータルソリューションを発売することを発表した。 M2Mソリューション「CONNEXIVE(コネクシブ)」のメニューの1つとして、検討段階におけるコンサルティングサービス提供、トライアル段階における環境の提供、商用化段階におけるシステム構築、商用サービスにおける業務アプリケーション、M2Mサービス基盤の提供など、各段階において必要なサービスをワンストップで提供する。 M2Mを活用した新たなビジネスモデル策定を支援するコンサルティングサービスを提供し、サービス提供によるエンドユーザーおよび自社にとっての定性・定量効果を明確化。サービス提供に必要なシステム機能、実現方式、解決すべき技術課題、ビジネスプラン立案を行う。グローバル向けサービスの場合には、各国の規制や法制度に対応した実現方法も提示する。M2Mサービス基盤、モバイル回線や3Gルータなど、トライアルを行うために必要な環境はワンストップで提供。機械・装置の稼働監視や予防保守、ソフトウェア更新など、製造業に特化したアプリケーションサービスも順次提供する。 さらには、M2Mを活用し機械・装置の稼働状況を常時監視することなどで得られるビッグデータを分析し、製造業での障害予兆分析等に利活用するサービスも、今後提供する予定。 製造業向けM2M活用ソリューションのうち、コンサルティングサービスの価格は個別見積。M2Mトライアルサービスは、100万円(税別)からの提供となる。