ジャパンケーブルネット(JCN)は8月より、KDDIと共同で次世代STB「Smart TV Box」のサービス提供に向けた事業者トライアルを、JCNグループケーブルテレビ局において実施する。JCNが18日に発表した。 「Smart TVBox」は、KDDIが、パナソニックの協力で開発、製造を行なっている。日本ケーブルラボ技術仕様に準拠し、ケーブルテレビでは世界で初めてとなる Android4.0を搭載したケーブルテレビ用のセットトップボックス(STB)だ。 これまでのSTBの機能である地デジ、BS、ケーブルテレビ放送受信に加え、Wi-Fiのアクセスポイントも搭載する。ユーザーが自宅のテレビやタブレット端末、スマートフォンなどのWi-Fi搭載機器で、YouTubeやニコニコ動画などのコンテンツも楽しめる。 事業者トライアルでは、JCNグループの顧客管理や工事発注に関する実用システムを利用し、申込みからサービス開通までの業務フローの確認や、サービス開通時の「Smart TVBox」の機器管理に関するKDDIとのデータのやり取りについて両社のシステムで相違なくデータ連携可能か、などを確認する。 JCNでの「Smart TVBox」の商用サービス提供開始時期は、事業者トライアルの結果を踏まえ案内する。 またJCNでは、事業者トライアルのなかで「Smart TVBox」向けに自社で開発したアプリ・ウィジェットについても検証する。JCNオリジナルアプリは「視聴番組のオススメ」、「自主放送番組の動画配信」、「JCNからのお知らせ」。