「塾のソムリエ」として活躍する、中学受験に詳しい西村則康氏に、読みやすい文字を書くことの意味や、その指導法について聞いた。◆文字は読みやすく書く 勉強とは直接関係がないように思うかもしれませんが、文字をていねいに書くことをおろそかにしてはいけません。美しく書く必要はありません。読みやすく書くことが大事です。 テストのときに余白に書いた計算式を見ているとよくわかるのですが、最初のほうは丁寧に書いているのに、最後のほうは時間が足りなくなったのでしょう、どんどん乱雑な文字になっています。そして、そういうところにたいてい計算ミスがあるのです。 つまらないミスをしないためにも、どんなときにも文字の大きさを揃え、丁寧に書くことを習慣にしましょう。日々の積み重ねが大事です。◆正しい持ち方に直す 鉛筆の持ち方が極端におかしいお子さんは、もしシャープペンシルを使っているなら一度鉛筆に戻って、正しい持ち方に直すといいでしょう。