NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は25日、遼寧省瀋陽市、四川省成都市、広東省深セン市の3都市において、NTT Communications China Ltd.(NTT Comチャイナ)の事務所を開設することを発表した。7月1日付での開設となる。 中国東北部最大の都市である遼寧省瀋陽市、西部地域において成長著しい四川省成都市、珠江デルタにおける経済・金融の中心である広東省深セン市の3都市に新事務所を開設することで、中国大陸における事業強化を図るのが狙い。これによりNTT Comは、中国大陸においては合計10都市、海外全体では30の国・地域、82都市に拠点を展開することとなる。 瀋陽市を含む中国東北部は、沿岸部と比べ人件費が安く、外国語が堪能な人材が豊富であることから、中国内外の多くのBPOサービス事業者等が事業を拡大している。また成都市も同様に、安い人件費に加え、近年、内需が拡大しているという。そして、経済特区である深セン市を含む珠江デルタ地域は、早くから外資系企業が進出し、外資企業数が中国最大規模を誇り、高い成長を続けている。