米Evernoteは7日、iPad用デジタル手書きアプリの「Penultimate」を買収したことを発表した。Evernote内の手書き機能に技術が活用される見込み。またPenultimateは、より多くのプラットフォームやデバイスに投入されるとのこと。 「Penultimate」は、実物のノートや手帳の操作感を再現するように作られており、紙の種類、インクの色、線の太さを自由に決められるアプリとなっている。取ったノートはEvernoteに簡単に保存可能だ。米App Storeでは、iPadアプリ歴代販売数第4位の記録も持っているほか、現バージョンに非常に高い評価が寄せられている。 Evernote CEOのフィル・リービン氏は、「ようやく、タブレットで書くという操作感が真に優れたものになったことで、今こそこの領域を強化するための買収の時期と決断しました。今後、Penultimateを改善しつつ、Evernoteへの機能強化にもつながることを多く計画しています。Penultimateは既に存在する中で最も優れた手書きアプリだと考えていますが、飛躍はこれからです」とのコメントを寄せている。 Penultimateは、iOS 3.2以降のiPadで動作可能。iTunes App Storeから85円で購入でき、有料プラグインを導入することで、カレンダー、フォトアルバム、音楽といった機能にも対応する。
