ブラザー工業は11日、新規事業として、主力のプリンティング製品などと連携するクラウド上のサービスを提供することを発表した。 ポータルサイト「Brother Online(ブラザーオンライン)」を6月より米国で開設、7月より欧州の主要国などで順次展開する。あわせて「Brother Online」上で、複数拠点を結んだ会議の開催やプレゼンテーションの実施を円滑にできる、独自のWeb会議システム「OmniJoin(オムニジョイン)」など、各種サービスの提供も開始する。 Web会議「OmniJoin」は、独自の技術による高画質映像で、顔の表情やニュアンスまでしっかり伝わる、臨場感のある会議が行える他、事前の予約なくチャット感覚で即座に会議を招集できる。また、手元にある紙資料をPC画面上のボタン1つでスキャナーから共有でき、会議やプレゼンテーションで使用する文書などのデータを、ブラザー工業が提供するストレージサービスに保管し、簡単に共有ができる。さらに、Web会議の内容をクラウド上に録画し、ストレージでき、出席できなかった場合でも、後から会議の内容を確認することが可能だ。関係者が1か所に集まることなく円滑なコミュニケーションができるサービスの提供により、海外も含め、会議などを行うための長距離移動にともなうコストや時間を大幅に削減するとともに、環境負荷の低減にも貢献するという。 さらに「Brother Online」は、経費管理など他社が開発したクラウド上のWebサービスとも連携可能となっている。PC画面上のボタン1つでブラザー工業製品からスキャンしたデータを読み込み、各種Webサービスにそのデータをアップロードすることも可能。他社が開発するWebサービスと連携できるサービスを提供するとともに、それらの価値を高めるブラザー工業製品も供給する予定。 Web会議「OmniJoin」は、国内において試作品の配布が5月より実施される。また、5月9日~11日に東京ビッグサイトで開催される「クラウド コンピューティングEXPO」での出展も予定しているとのこと。
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