米Googleのラリー・ペイジCEOは5日、公開書簡を発表した。CEOに就任して1年の節目に発表される、株主に対してのメッセージとなるもので、Google+のユーザー数が1億人を突破したことなどが明かされた。 書簡の内容は、Googleの現状やこれからの展望を淡々と語るもので、新サービスの発表などサプライズといえるものはない。9つのパートに分かれており、Google+やGoogle検索、Androidなどについて触れている。 Google+については、Googleの120以上のサービスと統合されており、1億人以上のユーザーが情報を共有したりビデオチャットを楽しんでいるとした。Google+は鳴り物入りでスタートしたものの苦戦しているとの評価が多く、具体的なユーザー数を示したことはネガティブなイメージを払拭する狙いと見られる。 Google+と同様に同社の重要なビジネスとなっているAndroidについては、55のメーカーが製造したデバイスが300以上のキャリアのネットワークを介して毎日85万台アクティベートされているとした。Androidはパートナーシップの成功例だとしている。 その他の内容では将来の展望や革新的な技術にチャレンジしていく社風を強調したり、あるいは「愛と信頼」と題して企業の理想像を語るなど、抽象的な話題も多い。これには、自動運転カーの開発など、すぐに収益に結びつかない大きな先行投資が、短期的な利益を圧迫していると考える株主への説得の意味があると見られる。
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