古川飛行士は、セブンを観て宇宙に興味を持ったとのことで、憧れのモロボシ・ダンの登場に「感激すぎて、信じられないです。本当に現実なのかと、、、」と感動を表し、森次氏も「セブンが好きで宇宙飛行士になったと聞いて感動した。会ってみたいと思っていました」と、お互いに待望の対面となった。
対談はお互いに聞きたいことを質問する形式で行われ、古川飛行士が宇宙ステーション滞在中どのように睡眠をとっていたのか、森次氏が40年間ヒーローを演じ続けて何を感じたか、など興味深い話が語られた。
森次氏は、特にこれが聞きたかったとして、「M78星雲には、行けるのでしょうか?」と質問。これに対して古川飛行士は、実際に1600光年先にM78という星雲が存在することを挙げ、光の速さであっても1600年かかってしまう距離だが、「相対性理論では、(光速に近づけば近づくほど)宇宙船の中の時間は遅く進みます。それぐらいものすごいスピードで進むことが出来れば、十分行けると思います。」と答えた。
最後に二人は、「愛とか夢、勇気、希望といったものを子ども達に与えるような作品づくりをこれからもずっと続けていかなければいけない」(森次氏)、「色々なことに興味を持ってほしい。そこから夢を持ってほしい。そして、その夢に向かって一歩踏み出して努力してほしい」(古川飛行士)と、メッセージを送った。