クリプトン・フューチャー・メディアは8日、「KKBOX」「IDEAS(SingTel)」「China Mobile」などのアジア圏企業の音楽配信サービスにおいて、ボーカロイド楽曲専門レーベル「KARENT」(カレント)の楽曲を配信することを発表した。 配信を行うのは、台湾、香港、マカオの「KKBOX」、シンガポールの「IDEAS(SingTel)」「StarHub」「m1 Connecting Tones」、および中国のモバイル3社「China Mobile」「China telecom」「China Unicom」のサービス。これらは、いずれも各国でトップシェアを誇っており、特に「KKBOX」は、中国語圏の音楽の配信楽曲数では世界最大規模となっている。また、Mac OS、Windowsでの配信をはじめ、iPhone App、Android App、Windows Mobileなどのモバイル機器、IPテレビやインターネットラジオなどのインターネット接続家電など、非常に強力な楽曲配信網を兼ね備えている。 「KARENT」はクリプトン・フューチャー・メディアが運営する、ボーカロイド楽曲専用レーベルで、現時点で3000の楽曲数と、200のアーティスト数を擁している。同社は、アジア各国における最大手の音楽配信サービスに楽曲供給することにより、初音ミクに代表されるボーカロイド楽曲のアジア圏における認知向上、および販売強化を行うとしている。