パナソニックは27日、米レッドベンドと共同で、Androidを搭載したスマートフォン内の写真・動画、電子書類、電子メール等の個人データを保護する技術を開発したことを発表した。今後発売されるパナソニックモバイル製のスマホに適用していく予定。 この技術は、Androidから仮想的に分離した“保護機能付フォルダ”を構成し、個人データを格納する仕組みとなっている。これにより、Android上のメニュー操作やアプリケーションから個人データを格納したフォルダへのアクセスを許可・禁止制御することを可能とした。Androidには改変を行わないため、通常のAndroid向けアプリケーションを使用することが可能。 データを格納するフォルダをセキュリティボックスのように施錠・開錠するため、個人で撮影した写真・動画をはじめ、メモ帳やドキュメント等のさまざまなファイル形式の個人データが保護できるという。電子メールに関しても、電子メールアプリケーションのメッセージ格納フォルダをこの保護機能付フォルダに設定することにより保護モードを実現した。 なお、今回の技術開発は、「仮想化ソフトウェアにより1つの組込みハードウェア上に複数のOSを搭載する技術」「Android上のアプリケーションからLinux OS上のファイルシステムへの認証付アクセスを行えるようにし、保護機能付フォルダを実現する技術」「OSの実行コードを暗号化して保護する技術」などにより実現したとのこと。
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