マイケル・ジャクソンの遺族がコンラッド・マーレーに対する損害賠償請求を取り下げた。マイケルの両親ジョーとキャサリン、そしてプリンス(14)、パリス(13)、ブランケット(9)3人の子どもを含むマイケルの親族は、マーレーから損害賠償金1億ドル(約77億円)を要求していたが、マーレーが破産間近で医師免許も剥奪されたため、この要求を取り消す決断をしたという。 その結果、ロサンゼルス郡地区検事局は、23日(月)に予定されていた審問をキャンセルしている。同局のスポークスパーソンであるジェーン・ロビンソン氏は「パストール判事にジャクソンさんの家族は賠償金を要求しておらず、審問を取り消してほしいと望んでいる趣旨を告げました」とE!ニュースに語っている。 マイケルの遺族達はもともと、マーレーに対してマイケルがロンドンで行なう予定だった『ディス・イズ・イット』50公演の予想興行収入額を損害賠償として要求しており、23日(月)よりその審議が開始される予定だった。 刑の判決手続き中、検察官側でさえマーレー医師が1億ドルを支払うのは不可能だと容認しており、先月にはマーレーがほとんど破産状態にあり、葬儀費用180万ドル(約1億4千万円)ですら支払えないと記された書類を提出していた。 マイケル殺害の罪で現在4年間の服役中のマーレーだが、収容先のカリフォルニア州刑務所が収容者で溢れているため、わずか2年で釈放されると予測されている。