2012 International CESの開幕前々日にあたる8日(現地時間)に開催されたプレビューイベントの「CES Unveiled」。会場となったベネチアンホテルの部屋はCESのイベントとしてはそれほど大きくないホールだったが、70以上の企業・団体がそれぞれ小さな展示ブースを設け、無数の新製品をデモンストレーションしていた。中でも特に数が多かったのがスマートフォンやタブレットに接続して使用する周辺機器だ。 アーケードゲーム筐体のようなジョイスティックとボタンを備えたiPad用ゲームコントローラー「iCade」や、iOSデバイスでピアノを練習するための専用キーボード「PIANO APPRENTICE」などのユニークな製品で知られるION Audioは、iCadeを小型化しiPhoneてに対応した「iCade Jr.」、ギター型コントローラーにiPadを装着することでギターの練習ができる「GUITAR APPRENTICE」などの新製品を展示。特にGUITAR APPRENTICEは、ギターのフィンガーボード部分がLEDのガイドランプで光るため、練習器具としてだけでなくパフォーマンス用としても注目を集めそうだ。 ZOMMの「Lifestyle Connect」は、Bluetoothを利用して携帯電話と接続する小型の防犯・安全機器。緊急時に本体のボタンを押すとあらかじめ設定された電話番号に電話を発信し、内蔵のスピーカーとマイクを利用してワイヤレスで話ができる。電話機の盗難や置き忘れ防止のため通信が失われたことを検知してブザーを鳴らす機能を搭載しているほか、心拍数センサーや落下センサーなどと組み合わせて、ユーザーに何か危険が生じたことを自動検出することも可能という。また、iPhoneやAndroidではアプリとの連携により、あらかじめ登録されている連絡先のうち最もユーザーの現在地に近い相手に連絡を試みるといった高度な制御も可能となっている。同社ではこれまでもiOSデバイス向けに同様のセキュリティ機器を提供していたが、このLifestyle ConnectではBluetooth携帯電話全般に対応を広げたほか、バッテリー駆動時間の改善などを行っているという。 ヘルスケア関連の機器も多い。シンガポールのZensoriumは、iPhone向けのパルスオキシメーター「Tinke」を開発。iPhoneのドックコネクタに接続し、親指で1分間触れることによって心拍数や血中酸素濃度を測ることができる。測定結果は同社が提供するWebサービス上で管理できる。近く100ドル程度で発売する予定。 また、フランスのWithingsは、iOSデバイスとワイヤレスで接続できる乳児用の体重計「Smart Baby Scale」を展示。Wi-FiとBluetoothの通信機能を搭載した小型の体重計(約25kgまで対応)で、Wi-Fiの場合はクラウド経由で、Bluetoothの場合は直接、iOSデバイスに測定結果を転送できる。体重をグラフィカルに表示できるほか、FacebookやTwitter、メールでの送信機能も搭載しているので、子供の成長を離れた場所にいる親類など分かち合うことができるという。 部屋の中で物を紛失してしまうことが多いという人に向けた製品も展示されていた。省電力無線関連の技術開発を行うTreehouse Labsは、IEEE802.15.4ベースの近距離通信プラットフォーム「BiKN」を提案しており、この技術を利用して、近くにある無線タグの位置をiPhoneから発見できるという製品を展示していた。身の回りの大事な物をどこにしまったか忘れたとき、iPhoneから専用アプリを立ち上げると、電波の強さを検知してレーダーを使うようにタグを探すことができる。利用にはBiKN通信機能を搭載したiPhone 4/4S用ケースが必要で、ケースとタグをセットにして99ドルで近く発売する予定という。別売りで追加タグも用意し、最大8個までのタグを同時に使用できる。
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