平成23年度下半期の第146回芥川賞・直木賞(主催・文藝春秋社)の候補作が同社HPに発表となった。 芥川賞候補に選ばれたのは、石田千「きなりの雲」、円城塔「道化師の蝶」、田中慎弥「共喰い」、広小路尚祈「まちなか」、吉井磨弥「七月のばか」の5作品。一方の直木賞には伊東潤「城を噛ませた男」、歌野晶午「春から夏、やがて冬」、恩田陸「夢違(ゆめちがい)」、桜木紫乃「ラブレス」、葉室麟「蜩ノ記(ひぐらしのき)」、真山仁「コラプティオ」の6作品が候補作として選出された。同社HPでは作者のプロフィールも紹介している。 両賞は1月17日夕に発表。その発表記者会見の模様は、ニコニコ生放送で生中継される。同放送では、選考委員会の審議の結果を受け、会見会場に選考結果の紙が張り出されるその瞬間も放送するほか、井上トシユキ氏、栗原裕一郎、ペリー荻野ら「ニコ生ブンガク解説委員」による実況解説も行う。■第146回芥川龍之介賞候補作品(平成二十三年度下半期)石田千「きなりの雲」(群像十月号)円城塔「道化師の蝶」(群像七月号)田中慎弥「共喰い」(すばる十月号)広小路尚祈「まちなか」(文學界八月号)吉井磨弥「七月のばか」(文學界十一月号) ■第146回直木三十五賞候補作品(平成二十三年度下半期)伊東潤「城を噛ませた男」(光文社)歌野昌午「春から夏、やがて冬」(文藝春秋)恩田陸「夢違」(角川書店)桜木紫乃「ラブレス」(新潮社)葉室麟「蜩ノ記」(祥伝社)真山仁「コラプティオ」(文藝春秋)