パナソニックが今シーズン投入したカーナビゲーションの新モデル 「Hシリーズ」。従来の「ミドルクラス」と呼ばれていた15〜20万円の高機能ナビゲーションの後継シリーズで、大幅に刷新されたユーザーインターフェースが最大のトピックだ。ディスプレイには、静電式タッチパネルの「クリアパネル」を採用し、優れた視認性に加えてスマートフォンやタブレット携帯端末のようにタッチパネルでの操作をより直感的に行うことができる。メインメニューや地図画面、リスト表示画面での操作に静電タッチパネルによる「フリック」(はらい)や「ドラッグ」(なぞり)といった操作方法に対応し(「モーションコントロール」)、スムーズで直感的な操作感を実現した。ナビ機能では、5ルート同時探索でエコロジー(省燃費)&エコノミー(節約)なルートの探索が選択できるほか、学習機能を持つインテリジェントルート探索や燃費計算やドライブ診断が可能な「ecoドライブアシスト」機能も搭載。クラブストラーダ、おでかけストラーダからリニューアル・進化した「ナビcafe」、「おでかけ旅ガイド」にも対応。ミドルクラスで採用され、好評だった「ストラーダチューン」機能は、「ルートチューン」「ガイドチューン」「マップチューン」に加えて、「オーディオチューン」を追加。音響効果、イコライザー、バランスフェーダーの操作が「オーディオチューン」画面で一括調整が可能に。現在の音響効果が一目で確認できるようになった。AV面では13バンドグラフィックイコライザーをはじめ、高精度音響DSPを採用、SRS音響、32/64ビット浮動小数点演算DSPを採用、高性能地デジチューナー・アンテナ、映像処理には「PEAKSプロセッサー」で美しい映像再生が可能。CDの情報量を圧縮することなく録音可能な「CD音質」(ロスレス)録音モード、また圧縮音源に適した「快適メモリーミュージック」モードなども従来モデルを継承した。