米ニューヨーク・タイムズは15日(現地時間)、ジャネット・ロビンソン社長兼最高経営責任者(CEO)が今月末で退任すると発表した。 ロビンソン氏は2004年にCEOに就任。新聞業界が構造的な苦境に立たされる中、積極的なコスト削減やインターネット対応を進めてきた。今回の退任について、ニューヨーク・タイムズは理由を一切公表していない。 後任はまだ決まっておらず、当面はオーナー一族で同紙発行人のアーサー・サルツバーガー会長が暫定的にCEOを務める。また、ロビンソン氏は今後1年間はコンサルタントとして会社の経営に参加する。