三浦印刷は30日、AR(拡張現実)技術を応用し、紙の郵便葉書(グリーティングカード)に動画を添付できる、国内初のサービス「ARmailサービス」を発表した。12月1日より提供を開始する。 「ARmailサービス」は、送り手側が録画した動画を、印刷物にひもづけ郵送することで、受け手側がARを体験できる新たなコミュニケーションサービス。二次元コードなど特別なマーカーを使うことなく、サービスサイトに登録されたポストカード等の印刷物をマーカーとしたのが特徴。 送り手側は、Webカメラ付きPCで撮影したオリジナルメッセージ(動画)を、サービスサイトに登録。そのうえで動画IDをARmailポストカードに書き込んで郵送する。これを受け取った側は、届いたポストカードをWebカメラ付きPCにかざすことで、送り手が登録した動画をAR技術でカード上に再生して楽しめる。 同社では、年賀状、暑中お見舞い、クリスマスカード、バースデーカード、招待・案内状といった活用方法を装丁しているとのこと。今後ARmailポストカードを消費者や企業向けに販売。Twitterはじめ、さまざまなSNSサイトとの連携も図り、3年後には年間一億円の売上を目指す。