国土交通省は28日、タイに派遣した国際緊急援助隊排水ポンプ車チームによる、ロジャナ工業団地での排水作業で、同工業団地で最大1.5m程度水位を低下させたことを明らかにした。同省では、洪水被害を受けたタイへの排水支援の一環として、排水能力が高く機動性に優れた排水ポンプ車を派遣し、19日からアユタヤ県のロジャナ工業団地で排水作業を行っていた。排水ポンプ車10台による24時間体制の排水作業を行った結果、推定役230万立法メートル(25mプール約6400杯分)を排水し、同工業団地での作業を完了した。排水ポンプ車は、タイ政府から要請があったバンカディ工業団地に移動し、引き続き同工業団地と周辺住宅地の排水活動を行う。その他の排水活動場所についてもタイ側と調整中だという。