伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本マイクロソフトは10日、CTCデータセンターとマイクロソフトのデータセンターを連携させたクラウドソリューションにおける協業について合意した。 CTCが構築するHPC環境と日本マイクロソフトのパブリッククラウドサービスMicrosoft Windows Azure Platformを連携させたHPCソリューションを提供する。Windows Azure Platformを使用したHPCソリューションは国内で初めてのケースとのこと。 このソリューションは、CTCが自社データセンター内にHPC環境を構築し、必要に応じて、マイクロソフトのデータセンターからのパブリッククラウドサービスWindows Azure Platformのリソースを活用することで、一時的なシステム負荷に柔軟に対応できる、ハイブリッド型HPCソリューションとなっている。 第一弾として、保険会社を中心とした金融機関向けに、リスク計算等における一時的な計算処理量の増加に対応するHPCソリューションを開発し、CTCと日本マイクロソフトが共同で営業展開していく。まずは、2012年春に、ソルベンシーII(保険会社の健全性に関する期生)対応にともない、計算能力の増強が必要とされている保険数理アプリケーション向けのHPC環境の提供を予定しているとのこと。IFRS、バーゼルIIIによる影響が想定される銀行等のその他の金融機関のシステム向けにも、ハイブリッド型のHPCソリューションを開発する予定。両社は金融分野においては、2008年からWindows HPC Serverをベースとした協業ソリューションを推進している。今後CTCは、HPC環境とWindows Azure Platformの連携ソリューション全体で、3年間で30億円の売上を目指す。
【Interop Tokyo 2018】ネットワーク機器をクラウド管理!ディーリンクジャパンからIoT時代の新提案 2018年6月14日 ディーリンクジャパンは6月13日、幕張メッセで開催中の「Intero…