NECは9日、Android搭載クラウドコミュニケーター「LifeTouch シリーズ」のビジネス向け新端末「LifeTouch B」を発表、同日より販売を開始した。 LifeTouch Bは、「OMAP4430(デュアルコア1GHz)」搭載による高速処理性能、ユーザー自身のバッテリー取り付け・取り外しの対応・ビジネス用途向けセキュリティ機能、さらに防滴機能などを実現しながら3万円台後半という価格設定によりコストパフォーマンスを重視した端末となっている。 液晶は7型ワイドWVGA、表面は光沢処理が施されているほか、初代の「LifeTouch」に比べ約20%の小型化を実現。背面には5Mピクセルのカメラを搭載している。タブレット型端末ではあるがAndroid OSのバージョンは2.3。その理由は「これまでの採用実績に加えて、安定性や対応するアプリケーションの数を考慮した結果」(NEC パーソナルソリューション販売推進本部長 岡田靖彦氏)という。 LifeTouch Bでは、店舗やオフィス、外出先での営業活動など、ビジネスでの利用を考慮したデザインの採用や機能を取り入れている。本体筐体は、操作キーをタッチパネル上に配置するなど、表面、裏面ともに凹凸をなくした「フラットサーフェースデザイン」を採用し、組み込み用途にも配慮している。 なお、LifeTouch Bの“B”は、解説員によれば“Business”の意味に加えて、“Broad”の意味も込めているとのことで、「さまざまな用途で、さまざまな人々に広がっていく端末」を目指しているという。