東京電力が31日午後3時現在として発表した福島第一原子力発電所・第二原子力発電所の状況は以下の通り。●福島第一原子力発電所※10月31日午前10時、6号機タービン建屋から仮設タンクへ移設した溜まり水について、仮設タンクからメガフロートへの移送を開始。※10月31日午前10時2分、2号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])への溜まり水の移送を停止。※10月31日午前10時12分、2号機使用済燃料プールへ循環冷却系を用いたヒドラジンの注入を開始。同日午前11時50分、ヒドラジンの注入を終了。※10月31日午後2時59分、1号機原子炉建屋において、蒸気発生の抑制を確実にし、カバーリング内の作業環境改善を図るため、原子炉への注水量を約7.5m3/hに調整。●福島第二原子力発電所※平成22年11月より実施していた排気筒の制震装置設置工事について、3月11日の東北地方太平洋沖地震により工事用タワークレーンの固定部材が損傷し、タワークレーン運転室で人身災害が発生したため、本工事を中断。その後、安全対策を実施したことから、10月31日、タワークレーン本体の取替に用いる重機の搬入を行い、本工事を再開。