KDDIと米リテーリジェンス社(Retailigence Corp.) は13日、「Online to Offline(O2O)プラットフォーム」構築に関する実証実験の実施で合意したことを発表した。実験は10月下旬から開始される。 「O2Oプラットフォーム」は、Webへアクセスしたユーザに、実店舗への来店や購入を促し、収益につなげるビジネスモデルのためのもの。実店舗が提供する商品・価格・販売店・在庫等の情報をO2Oプラットフォームで統合することで、新しい購買行動を支援する。アプリケーション事業者などは、無償で商品情報を活用することで、SNS等と連携した新しいサービスを創出することができる。 近年の消費活動では、ネット上の情報が実店舗での購買に影響を及ぼす事例が増えており、両社はこうした市場環境に対応するため、ネットと実店舗での購買活動を連携させるO2Oプラットフォームを確立するのが狙い。小売店の売上拡大につながるサービスの提供を目指して、良品計画やリビングスタイルをはじめとする計7社と連携し、実証実験を行う。 たとえば良品計画では、medibaが開発するキャンペーン専用スマートフォンサイトへアクセスし、最寄りのファミリーマート店舗を検索した際に表示されるクーポンIDを、ファミリーマート店頭に設置されたマルチメディア端末「Famiポート」に入力すると、対象の無印良品が10%OFFで購入できるクーポン券と引き換えることがを可能とする(10月18日~10月24日、商品引換は10月25日まで)。実施場所は東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県のファミリーマート全店。 KDDIは流通業界向けクラウド基盤を提供。また、リテーリジェンス社が実店舗の商品情報と買い物をするお客さまを結びつけるWebのツールを提供する。このクラウド基盤を活用し、実証実験参加各社の専用アプリケーションを連携させたさまざまな実験を行う。
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