Mobile IT Asia実行委員会は10月12日、2012年3月14日から16日に東京ビッグサイトで開催する展示会「Mobile IT Asia」の開催説明会と、「モバイルITの新市場」と題したパネルディスカッションを都内で実施した。
Mobile IT Asiaアドバイザリーチェアマンである、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム会長の安田靖彦 東京大学名誉教授による挨拶の後、Mobile IT Asia企画委員長の神尾寿氏から、開催概要の説明が行われた。
Mobile IT Asiaは、基地局インフラ、システム設計、ソフトウェア開発、デバイス開発などのモバイルITに関する諸分野の技術連携を促進することで、新しいビジネスやサービスを生み出す情報交流の場となることを目的に開催される。
Mobile IT Asiaは、通信キャリア首脳陣などによる「基調講演」、コンテンツやアプリケーション、デバイス、セキュリティ等、テーマ毎の「専門カンファレンス」、企画委員会プロデュースによる「テーマ展示」、モバイルビジネスの先進事例やサービスをプレゼンテーションする「企業展示」などで構成される。また、スタートアップのITベンチャー企業や学生による、ビジネスプランや新サービス等の発表の場が設けられ、若い企業と世代のインキュベーションの場も提供する。
神尾企画委員長は、2012年2月27日から3月1日までスペインバルセロナで開催される世界最大規模のモバイルITの展示会であるMobile World Congress 2012終了から約2週間後に、Mobile IT Asiaの開催日を設定することで、Mobile World Congress 2012の参加企業を招致し、発表の場を設ける計画も明らかにした。
また、併催企画として行われる、モバイルITの優れた取り組みを紹介し表彰する「Mobile IT Award」の説明が選考委員長の林信行氏から行われた。NTTドコモ、KDDIなどのキャリア特別賞枠が設けられる他、スマートフォンアプリを女性の視点で審査する3名の「アプリソムリエ」も選考に参加するという。