東レが14日、東京国際フォーラムで披露した次世代EVスポーツコンセプトカー、『TEEWAVE(ティーウェイヴ)AR1』。同車のデザインを担当したのが、ゴードン・マレー氏と判明した。ゴードン・マレー氏は、1992年に発表されたスーパーカー、マクラーレン『F1』のデザインを担当したのが有名。現在は自身が率いる英国のゴードンマレーデザイン社の代表で、EVシティカーの『T.27』などの開発に力を入れている。ゴードンマレーデザイン社が20日に明らかにしたところによると、ティーウェイヴAR1の車体のデザインは、同社が担当。カーボンファイバーをはじめ、東レの持つ先進素材との組み合わせにより、ティーウェイヴAR1は完成したという。また今回、ティーウェイヴAR1のスペックも初公開。モーターは最大出力64ps、最大トルク18.3kgmを発生。二次電池は蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリーだ。0-100km/h加速は11.4秒、最高速は147km/h。充電時間は約6時間で、1回の充電で最大186kmを走行できる。ティーウェイヴAR1の車両重量は、240kgのバッテリーを含めても850kgと軽量。ゴードンマレーデザイン社は、「テスラ『ロードスター』よりも約400kg軽い」と、その軽量さをアピールしている。