「スタンド・バイ・ミー」を世界的に大ヒットさせたソウル界の大御所ベン・E.キングが、坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」を日本語カヴァーすることが明らかになった。 ベン・E.キングは50年前にスタンダード曲「スタンド・バイ・ミー」が世界的に大ヒット。80年代には同曲を主題歌に映画も製作され、こちらも大ヒットしている。そのベン・E.キングが復興ソングとして再注目され始めた「上を向いて歩こう」を日本語でカヴァーすることになったのは、東日本大震災の悲報に強く胸を痛め、日本の人々を元気づけたいと強く望んだため。そのために最新アルバム「Dear Japan, 上を向いて歩こう」を制作し、「上を向いて歩こう」他、「スタンド・バイ・ミー」、「どこまでも行こう」(初の英語カヴァー)を含む全11曲を収録した。同アルバムは11月16日にリリースされる。 なぜ、「上を向いて歩こう」を選んだのかという問いには、「命が宿っているような曲と出会うと、その一部に関わりたくなるんです。素晴らしい意味を持つ曲は歌いたくて仕方なくなるのです」と答えるベン。なぜ日本語でと問われると、「日本語で歌うことで敬意を表したい。そしてこれは非常に難しいことですが、挑戦してみたいと思いました」と語る。 彼の「上を向いて歩こう」はオフィシャルHPにて聴くことができる。