3)中国:自国の技術方式を積極的に導入しており、独自の放送規格(CTTB: China Terrestrial Television Broadcast)を中国国家標準として採用している。また、映像符号化(AVS: Audio Video coding Standard)、音声符号化(DRA: Digital Rise Audio)を必須機能とする動きがある。
日本の、移動体向け放送「ワンセグ」は2006年に開始され、携帯電話、カーナビに受信機能が搭載されている。2011年7月のアナログ停波後の新たな動きとして、VHF(Very High Frequency)帯の一部を利用しモバイル向けマルチメディア放送が計画され、現在、ARIBにてその放送方式(ISDB-TmmやISDB-Tsb)の規格化作業が行われている。モバイル向けマルチメディア放送では、リアルタイム放送に加え、映像や音楽などを蓄積メディアにダウンロードする蓄積型サービスも検討されている。