アップルは、Mac用OS最新バージョン「OS X Lion」のダウンロード販売を開始した。OS X Lionについて同社担当者は「『iPhone』『iPad』で初めてアップル製品のユーザーになられた方に、Macを選択肢の一つとして選んでいただきたい」と語る。
OS X Lionについて同社担当者は「Macも思いのままに操れる気持ちよさを提案したいとのことで開発を進めました。マルチタッチによる操作感覚は、iPhoneで完全に根付いたと考えております、その操作感覚を、MACの世界に落ち込んだのがOS X Lionなのです」。「Mac製品の3/4はノートブックになっており、ノートブックにはトラックパッドを搭載しています。そのトラックパッドを利用してマルチタッチ環境を提供します」と説明している。
これまでのMac製品でもトラックパッドによるマルチタッチ操作は可能だったが、OS X Lionでは、3本の指、4本の指を使った操作に“アプリの切り替え”という明確な機能が割り振られたことが大きな特徴と言える。
iOSデバイスユーザーではおなじみのホーム画面にアプリケーションアイコンが並ぶ画面が現れるのがLaunchpad。ここからお望みのアプリケーションを起動したり、アイコンをほかのアイコンにドラッグすることでフォルダが作ることができる。これまでの4本の指を使った操作では、“Expose”“アプリの切り替え”の操作が可能であったが、OS X Lionでは、iPhoneのホーム画面とホームボタンにあたるLaunchpad機能を割り当てた。