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光10Gサービス、今乗り換えるならどこが理想なのか?

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なぜ今10Gサービスなのか?

 総務省が公表している令和6年版情報通信白書によると、日本国内の固定系ブロードバンドサービス契約者の総ダウンロードトラフィックは、新型コロナウイルス感染症の発生後に急増している。その後変動はあるものの総じて増加を続けており、2023年11月時点では前年同月比18.1%増となっている。これは、よく言われることだが、テレワークの増加や自宅での高品質な動画視聴やオンラインゲームプレイの機会が増えたことによるものではないかと考えらる。
 
 しかし、さすがに10Gまでの通信速度は必要ないと思う人多いかもしれない。従来の1G光回線でも、オンラインゲームやVODサービスを楽しむために必要な通信帯域を確保することは可能だ。しかし、家庭用の回線はベストエフォート型回線と呼ばれるもので、家庭内での利用環境や回線の混雑状況などにより、大幅に通信速度が低下する可能性がある。そうした時に、10G回線に切り替えることで、通信速度を改善することができる可能性がある。10Gの回線速度自体は必要ない人でも、現状の通信速度に不満を感じている方は、10G回線への乗り換えもひとつの手と言える

光10Gサービス提供の現状

現在、大手通信事業者や光コラボレーション(光コラボ)を提供しているプロバイダーなどが10G光回線サービスを提供している。提供エリアは回線事業者ごとに異なっており、例えば2020年4月1日よりサービス提供を開始したNTT東日本は、東京都23区の一部より順次拡大を進め、2024年度には東日本エリア全ての1都1道14県(一部地域)への提供エリア拡大を予定している。同じくNTT西日本も関西・東海エリアから拡大を進め、2024年12月には2府17県まで提供エリアを拡大する予定だ。

全国・エリア別 10G光回線下り平均速度 トップ3

RBB TODAY編集部では、通信回線の速度計測アプリ「RBB SPEEDTEST」の集計結果(※)をもとに、サービス別・エリア別に7月の10Gbps回線の下り速度の平均値をチェックしてみた。(※Wi-Fi接続時の通信速度を計測)

その結果全国(※)で最も高速だったのは、NTTドコモが提供する「ドコモ光10ギガ(マンション)」の918.0Mbpsだった。ドコモ光は、フレッツ光回線を使ってドコモが提供するプロバイダ一体型の光インターネットサービス。「ドコモ光 10ギガ」の提供エリアは、NTT東日本とNTT西日本が提供する「フレッツ 光クロス」と同じ提供エリアで、今後も順次提供エリアは拡大予定。(※計測数10件以下のサービスは掲載省略)

月額料金は2年定期契約の場合、プロバイダ有の場合6,380円~6,600円(税込)、プロバイダ無の場合5,940円(税込)となる。また、ドコモユーザの場合、スマートフォンとセットで契約することで、永年最大1,100円/月(税込)の割引が可能だ。

<全国トップ3>
・NTTドコモ「ドコモ光10ギガ(マンション)」:918.0Mbps(10計測)
・NTTドコモ「ドコモ光10ギガ(戸建て)」:514.5Mbps(42計測)
・NTT東日本「フレッツ 光クロス」:386.7Mbps(194計測)

また、エリア別(※)の平均速度としては下記のようになっている。
(※計測数10件以下のサービス、計測サービスが3つに満たないエリアは掲載省略)

東日本エリアでは、NTTドコモの「ドコモ光 10ギガ」が上位に上がっている。西日本エリアでは、東海・近畿ともにNTT西日本「フレッツ 光クロス」が上位に上がっている他、中部テレコミュニケーション「コミュファ光(10G)」やオプテージ「eo光10ギガコース」といった、地場の回線事業者が上位に入っている。

<関東トップ3>
・NTTドコモ「ドコモ光10ギガ(戸建て)」:532.3Mbps(38計測)
・ソニーネットワークコミュニケーションズ「NURO 光 10ギガ(戸建て)」:488.3Mbps(27計測)
・NTT東日本「フレッツ 光クロス」:467.4Mbps(113計測)

<東海トップ3>
・中部テレコミュニケーション「コミュファ光(ホーム 10G)」:277.6Mbps(121計測)
・NTT西日本「フレッツ 光クロス ファミリータイプ」:187.1Mbps(34計測)
・KDDI「auひかり ホーム10ギガ」:61.4Mbps(23計測)

<近畿トップ3>
・ソニーネットワークコミュニケーションズ「NURO 光 10ギガ(戸建て)」:334Mbps(59計測)
・オプテージ「eo光(ホームタイプ)10ギガコース」:314.0Mbps(152計測)
・NTT西日本「フレッツ 光クロス ファミリータイプ」:307.3Mbps(11計測)

 この集計データは平均値であり、なかにはもっと速度がでている人もいる。通信速度はその人の環境に左右されるため、10Gサービスへの乗り換えによって速度向上が保証されるものではないが、ひとつの目安にはなるのではないかと思われる。

《RBB TODAY》

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