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日立ソリューションズ、次世代ファイアウォール「パロアルト PAシリーズ」新製品を販売開始

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「PA-5060」筐体イメージ
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 日立ソリューションズは20日、米パロアルト社(Palo Alto Networks)の新製品「PA-5000シリーズ」、ならびに最新版OS「PAN-OS 4.0」の販売を21日より開始することを発表した。「PA-5060」「PA-5050」「PA-5020」の3タイプが発売となる。

 「PA-5000シリーズ」は大規模ネットワークを有する企業やキャリア、データセンター向けのアプリケーション制御を実現する次世代ファイアウォール製品。アプリケーションと利用者を識別し、ユーザー単位で利用を制御することが可能。「PA-5000シリーズ」では、ポート番号、プロトコル、秘匿技術やSSL暗号に関係なくアプリケーションを識別し、IPアドレスではなくユーザー名でトラフィック制御を行う。また新しいアーキテクチャを採用することで、高性能のアンチウイルス、アンチスパイウェア、不正侵入防御、URLフィルタリングを実現している。

 高性能CPU、ハードウェアアーキテクチャによりファイアウォール性能は最大20Gbps、脅威防御機能を使用した場合でも最大10Gbpsのスループットを実現(PA-5060)。HDDはSSDを採用し、増設することも可能(RAIDも可能)。またDC電源をサポートする。価格は「PA-5060」(Firewall/Threat Preventionスループット:20Gbps、10Gbps)が税込23,625,000円、「PA-5050」(Firewall/Threat Preventionスループット:10Gbps、5Gbps)が13,125,000円、「PA-5020」(Firewall/Threat Preventionスループット:5Gbps、2Gbps)が7,822,500円。

 日立ソリューションズでは、2008年9月から「パロアルトPAシリーズ」を販売開始。日本市場に適した独自の品質評価を実施し、本評価により得られたノウハウを基にしたサポート体制を構築したとのこと。今後、「PA-5000シリーズ」を高度なセキュリティーが求められるキャリア、データセンターならびに大規模ネットワークを有する製造業、官公庁、金融業などを中心とした幅広い業種の市場に向けて販売し、これまでの「パロアルトPAシリーズ」とあわせて、システム開発や保守費を含め、今後3年間で30億円の販売を目指す。
《冨岡晶》
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