東京電力が13日午前9時現在として発表した福島第一・第二原子力発電所の状況は以下の通り。●福島第一原発・7月3日に発生した5号機残留熱除去系の屋外仮設残留熱除去海水系配管からの海水漏えい事象において、対策として、当該箇所の配管がコンクリートの角に当たらないように固縛したが、その後、現場を再度確認し、同様な場所が確認されたため、予防保全の観点から、7月13日午前6時30分に、残留熱除去系を停止(屋外仮設海水冷却ポンプは午前6時44分停止)して配管の取替えを実施。・7月12日午前11時、6号機タービン建屋から仮設タンクへ移送した低レベルの滞留水について、仮設タンクからメガフロートへの移送を再開。同日午後4時、移送を終了。・7月12日午前8時51分、水処理装置の凝集沈殿設備において、薬液注入ライン接続部付近に漏えいを確認したため、同装置を停止。金属製コネクタの薬液による腐食があったことおよび漏えいした水の外部への拡散がないことを確認。午後4時19分に当該コネクタを耐腐食性金属に交換後、系統のフラッシングおよびセシウム吸着塔の切替えを行い、同日午後4時28分、水処理装置を起動、午後4時58分、水処理を再開。なお、原子炉への注水は継続中。●福島第二原発・7月12日午後3時5分、発電所構内に設置されているモニタリングポストの一部(No.2)について、計測装置を覆っているカバーの内面の拭き取りやモニタリングポストの脚部の拭き取り等の清掃作業を開始。同日午後4時5分、作業を終了。