富士通は8日、主に高齢者、障がい者のWeb・アクセシビリティを高めることを目的に、自社サイトのトップページを、Webコンテンツの新たな日本工業規格(JIS)「JIS X 8341-3:2010」に対応させた。
富士通では2002年から、Webコンテンツの日本工業規格(JIS)「JIS X 8341-3」、および国際的なアクセシビリティ指針である「WCAG」を指標とし、ホームページのアクセシビリティ確保や取り組み状況の公開を行っていた。今回新たに対応した「JIS X 8341-3:2010」は、2008年12月に発表された「WCAG 2.0」に協調する形で2010年8月に公開されたもの。
「JIS X 8341-3:2010」では、今までの規格とは異なり、客観的な試験によってホームページの規格への達成状況を確認することが可能で、達成度は3レベルの達成等級(A、AA、AAA)で評価され、富士通トップページはAA(一部準拠)であることを確認済み。達成度については、総務省の「みんなの公共サイト運用モデル」において、2014年度末までに達成等級AAに準拠することが望ましいとされている。