三菱自動車工業の益子修社長は6日の改良型『i-MiEV』の発表記者会見で、EV(電気自動車)用のバッテリー価格について「2009年7月に最初のi-MiEVを出した当時の半分を切るくらいになった」と、大幅なコストダウンが進んでいることを明らかにした。益子社長は「当初、EVの価格が高かったのはひとえにバッテリーの価格高によるものだった」とし、その後の「技術開発や量産効果」によって着実な成果が出ていると指摘した。一方で「(国などによる)補助金も徐々に減っていくわけだから、今後も一層のコストダウンが必要」との考えを示した。また、今回のi-MiEVの車種拡充に際して新たに東芝製のバッテリーも搭載したことについて「制御によって、異なるメーカーの電池に対応できたことは、(技術的に)貴重な蓄積になる」と評価した。