カカクコムは5日、6月後半以降に発売された夏モデルのスマートフォンに関するレポートを発表した。同レポートは「価格.com」に蓄積されるアクセスデータや価格情報などを集計・分析した情報をもとに作成されたもの。夏モデルで特に人気が高い「2強」として、NTTドコモの「GALAXY S II SC-02C」(サムスン製)(以下、GALAXY S II)とauの「Xperia acro IS11S」(ソニー・エリクソン製)(以下、Xperia acro)の消費者動向を取り上げている。
一方GALAXY S IIは、6月23日の発売日前後に25万PV/日を集める人気端末となっている。アクセス数では初代の「GALAXY S SC-02B」を超えているという。CPUに1.2GHzのデュアルコアを搭載したことによる処理速度の速さが特徴で、ユーザーレビューでも「レスポンス」が4.81と高評価となっている。クチコミでは「現行機種では最高!」「インターネットのブラウジングがとにかく速い」などの意見が見られる一方で、「思ったよりも速くない」「こんなものか」という辛口の評価が目立つのも、同端末の特徴だという。また有機ELパネルの色味が「若干青みがかっている」と指摘するユーザーがいるほか、新たに追加されたワンセグの感度が非常に悪いという意見が多く、総合評価(4日時点)では4.38となり、Xperia acroに比べやや見劣りがする結果となった。
これらの結果から、全体的にはXperia acroはその性能や搭載機能から総合力の高さを、GALAXY S IIはデュアルコアを搭載したことによる処理速度の速さが評価されているようだ。カカクコムでは、「どちらの製品もすでに二世代目、三世代目ということもあり、Androidスマートフォンとしての完成度が高くなっており、どちらも選んでもまず損はしないだろう」としている。
《RBB TODAY》