セールスフォース・ドットコムは2日、日本棋院が、新たな若年層へ囲碁の普及・発展を促進するためにセールスフォースのクラウドサービスを導入したことを発表した。すでに、システムの運用コストを3分の1に削減しているという。 日本棋院(1924年設立)は、囲碁の普及を目的とし、会員制度に則り運営されている団体。従来、日本棋院では、会員への提供サービス、発行免状情報、問合せ履歴情報などを一元管理するため、独自システムを3世代にわたり開発していた。しかし運用コストや、情報量増加に伴う莫大な改修費用の課題を抱え、4度目のシステム改変時期に合わせ、セールスフォース・ドットコムのクラウドサービスへ切り替えたとのこと。 日本棋院はクラウドを導入後、会員情報や約40万件の発行免状情報などを管理しながら、サービスを拡充。現在では、会員登録フォームから情報を直接取り込める機能やキャンペーン機能などによって、会員へのダイレクトメールや、見込み会員向けのイベント情報提供などを実現しているとのこと。今後、会員登録の決済システムや対局システムとも連携させ、有償で楽しめる対局や会話、指導や同好会などのサービスをスムーズに利用できる環境を整備中となっている。
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