IAEA(国際原子力機関)が原発事故調査のために27日、東京電力福島第一原発を訪れた。12か国の専門家18人による調査団は、24日から日本で調査を始めている。団長は、英国首席原子力施設検査官のウェイトマン氏(Michael William weightman)。副団長はフランス原子力安全規制当局委員のジャメ氏(Philippe Jamet)。午前中、福島第二原発のバックオフィスで東京電力側から1号機から4号機の事故対応などについて説明を受けた。調査団は、午後から第一原発に移動し、外壁の崩壊した3号機原子炉建屋などを確認した。第一原発の敷地内にあり、復旧作業の拠点となっている免震重要棟も訪れた。視察は約5時間に及び、東京電力側からは、吉田昌郎福島第一原発所長が対応した。28日には東京に戻り、週明けには原子力安全・保安院ほか関係省庁との技術会合が予定されている。調査団は来月1日に調査結果の概要を日本政府に提出。2日に帰国予定。