富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は24日、節電対策向け「電力消費量見える化ソフト」の無償提供を6月20日より開始することを発表した。富士通コンポーネント社製の小形電力センサー内蔵型電源タップのスマートコンセント向け製品となる。 「電力消費量見える化ソフト」は、業界最小の電力センサーを内蔵した小形スマートコンセント「FX-5204PS」(富士通コンポーネント社製)で計測した電力消費量のデータを、パソコンで簡単に整理し、わかりやすく効果を表示するソフトとなっている。4口のコンセントそれぞれに消費状況を表示するほか、節電啓発メッセージなども表示する。富士通コンポーネント社製のスマートコンセント利用者は、「電力消費量見える化ソフト」を富士通SSLのホームページから無償でダウンロードし、自由に使用することが可能。 富士通SSLでは、2010年7月よりスマートコンセントを導入し、富士通研究所と共同で節電対策の実証実験を行ってきた。社内の自動販売機や複合機、冷蔵庫など省エネ対応機の入れ替えを行い、さらに東日本大震災後に実施した「節電シフト勤務」の効果も含め、前年4月度比22.2%の電力消費量を削減したという。