トヨタは23日、セールスフォース・ドットコムと自動車向けソーシャルネットワーク「トヨタフレンド」の構築に向けた提携会見を行った。会見に出席した豊田章男社長は「車は走る、曲がる、止まるの次に、つながることが必要。トヨタフレンドの構築は未来のモビリティ社会実現の第一歩となる」とし、今回の提携が車の次世代化を後押しするものになると強調した。さらに「トヨタでは、車、家、情報の展開など、自前で取り組んできた結果、失敗もある。失敗の経験によってユーザーによりよいサービスを展開することができた」と従来の取り組みを分析した。今後のIT関連事業に対しては「セールスフォース・ドットコム、さらにはマイクロソフトとも、未来を創るという志を共有している」(同)とした。