東京電力は14日、福島第二原子力発電所の緊急時対応訓練の実施風景を公開した。 同訓練は13日に行われたもので、津波によって交流電源を供給する全ての設備の機能、海水により原子炉施設を冷却する全ての設備の機能、使用済み燃料貯蔵槽を冷却する全ての設備の機能を喪失した場合を想定。炉心損傷および使用済み燃料の損傷を防止し、放射性物質の放出を抑制しつつ、原子炉施設の冷却機能回復を図るための対応を訓練した。 公開されたものには、電源車を利用して必要な電源を供給したり、消防車を利用して淡水・海水を注入ができることを確認する様子、ベントのライン構成を行う訓練などが掲載されている。