スマートフォンなどのソフトキー操作では、誤って違うアルファベットを打ってしまうことが少なくない。エイチアイは、「第14回組込みシステム開発技術展」(ESEC 2011)にてスマートフォンやタブレット端末のタッチイベントの誤り率軽減や誘導補正の機能を持つライブラリとUIモジュール「Homing lib」を展示デモしていた。 デモ用として用意されていたのはAndroid搭載のスマートフォンとタブレット(Galaxy Tab)だったが、説明員によるとiOS用としても準備されているとのことだった。まず、タッチ操作の誤り補正デモでは、学習アプリが出題する文字の通りにユーザーが数回キーをタッチすることにより、アプリがその人のタッチする位置(クセ)を認識。クセのあるタッチ操作でも、正しい位置に処理してくれるというものだった。 また誘導補正のデモでは、タブレット端末の画面をタッチした時に、アプリケーションの位置を示してくれるもの。例えば、アイコンなど何も表示のない場所に触れたとき、そこからアプリのアイコンまでを結ぶ線が画面に登場。タッチした部分を2回タップするとアプリが起動し、あるいはタッチした場所で指を動かせば、他のアプリに誘導してくれる。これを使うことによって、タブレット端末でも片手で操作することが容易になるという。
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