ゼンリンデータコムは、東京ビッグサイトで開催されている「スマートフォン&モバイルEXPO」で、電気自動車(日産『リーフ』)のCAN情報を取得してタブレットでのナビゲーションに活用する技術展示を出展した。取得するCAN情報は車速と航続可能距離の情報で、日産からAPIとして提供されたCAN情報をWiFiのアダプターを介してiPadに送信。ナビアプリの『いつもNAVI』でのナビゲーションに活用する。いつもNAVIでは地図表示やルート探索に加えてEV向けのコンテンツとして、独自に収集した充電施設情報なども提供する。同社のIT・ITS事業部の山田英昭氏は、「自動車メーカーからCAN情報をAPIとして提供してもらうことで、タブレットやスマートフォンといった手軽なデバイスでより高精度・高品位なナビゲーションを提供することができる」と説明する。刻一刻と変化するバッテリー残量を見極めて、適切なタイミングで充電をしなければならないEVにとって、ナビと車両情報の融合は不可欠。このように、ナビゲーション向けに自動車メーカーがサードパーティに対してCAN情報をAPIとして提供することは画期的な事例と言える。CANから取得できる情報は無数にあり、これらの膨大なデータを活用すれば、サードパーティのベンダーでもさらに利便性の高いナビゲーションが実現できそうだ。
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