MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は10日、「携帯電話・スマートフォンのキャリア別満足度調査」の結果を発表した。震災時に使用していた携帯電話の不満点などを聞いたもので、調査期間は4月22日~26日(5日間)で有効回答は1,891人。 まず災害伝言ダイヤルに関する認知度と利用率を尋ねたところ、「名前も使い方も知っている(42.9%)」「使い方は分からないが名前は知っている(42.3%)」の合計は8割を超えているにもかかわらず、実際に使用したことがある人は7.5%に留まった。 続いてドコモ(45.7%、865人)、au(36.1%、682人)、SoftBank(17.7%、334人)の各ユーザーそれぞれに、「震災時に不満を感じた点」を聞いたところ、ドコモユーザーは、「バッテリーの消耗の早さ」と回答したユーザーが46.9%と最も多く、次いで「電波状況の悪さ」と回答したユーザーが40.7%、「メールの遅延」と回答したユーザーが32.8%という結果となった。auユーザーも、「バッテリーの消耗の早さ」と回答したユーザーが46.2%とトップにランクインし、次いで「メールの遅延」と回答したユーザーが40.6%、「電波状況の悪さ」と回答したユーザーが33.4%という結果となった。 しかし、SoftBankユーザーは、ドコモ、auとは異なり「電波状況の悪さ」と回答したユーザーが56.3%と、とくに多い結果となった。「バッテリーの消耗の早さ」と回答したユーザーは45.5%、「メールの遅延」と回答したユーザーは40.4%だった。 あわせて、現在メインで使用している携帯電話(スマートフォン含む)に対する満足度を調査したが、電波状況について「不満」と回答したユーザーが、ドコモは28.4%、auは25.8%だったのに対し、SoftBankは67.7%と大きく上回る状況が続いていることが明らかにされた。 さらに詳細に、「非常に不満」と回答したユーザーの比率を見ても、ドコモが5.0%、auが3.8%だったのに対し、SoftBankは19.8%ときわめて大きな数字が出ている。端末のカメラ機能に関する満足度では、ドコモが34.0%、auが27.9%、SoftBankが29.3%のユーザーが「不満」と回答しており、数値が突出していることが分かる。なお、端末のデザインに対する満足度では、ドコモが76.9%、auが78.4%、SoftBankが85.0%のユーザーが「満足している」と回答しており、これに関してはSoftBankのiPhoneシリーズのデザインが高く評価されている傾向にあることが伺えるとのこと。また、震災後のキャリア変更意向を見ても、「特に思わない」の数値がドコモ85.5%、au85.8%、SoftBank81.1%と、不満度ほどの大差は付いていないことから、“乗換より改善”を望んでいるユーザーが多いと言えそうだ。
iPhone11 Pro、実際どうなの?iPhone 8 Plusを2年使って感じた進化をレポート 2019年10月9日 iPhone11 Pro/Pro Max、iPhone 11が先日リリースされた。売れ…
処理性能、AI機能も進化!「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro XL」 2024年8月23日 Google Pixel 9とPixel 9 Pro XLが登場。AI機能や処理性能が向…