レディー・ガガのニューアルバム「ボーン・ディス・ウェイ」からの2ndシングルとなる「ジューダス」。「ジューダス」ではレディー・ガガが振付師のローリーアン・ギブソンと共同で初の監督デビュー。まるで映画のようなセット、豪華なファッションアイテム等、総製作費はガガのビデオクリップ史上最高の8億円をかけた。
同曲では、イエス・キリストを告発した裏切り者のジューダス(イスカリオテのユダ)を愛してしまう女性(クリップ中にレディー・ガガが扮するのはマグダラのマリア)がテーマとなっている。
問題作「アレハンドロ」以降、毎度話題となるレディー・ガガとキリスト教についてもレディー・ガガはコメント。「まず最初に言いますが、私はクリスチャンだし、私のキャリアは私の人生で神様が存在することの証拠となっている」とキリストを冒涜する意志はないと言明。「ほとんどの人はガガと神への冒涜を結びつけて、騒ぎ立てることを前もって考えていると思う」と先入観に立った見方があると指摘し、「そんな人達は、この曲のメッセージがいかに大きな意味を持ち、革新的であるか、いかにこのメッセージが正しく、人を解放させるかを知ることになり、大きな衝撃を受けるだろうと思う」としている。
初監督をした感想もコメントしており、「自分のキャリアの中で最高にエキサイティングでアーティスティックな時間だった。芸術的表現方法としては、フェリーニ風のバイク映画を狙ってみた」と語っている。
同クリップには日本人アーティストの作品も採用。ガガのネイル・ジュエリーにAYA FUKUDA、イエス・キリスト役の俳優のケープ等にAYUMI SHIBATAなど親日派らしいこだわりも見られる。