今回公開されたMVは、黒沢清監督が昨年11月に開催された第8回ローマ国際映画祭で2冠を成し遂げた長編映画『Seventh Code』のベースとなった作品。ロシア・ウラジオストクを舞台に、前田演じる主人公・秋子が、危険を顧みずにひとりの男を追い求めるミステリアスな物語が進行していく同映画から選り抜かれたシーンと、前田の歌唱シーンで構成されている。
黒沢監督は前田について、「前田敦子は、周囲の何ものにも頼らず、たったひとりでその場所に堂々と存在することのできる、日本ではめずらしいタイプの俳優です」と評価。今作でも前田の存在感が作品全体を力強く押し上げたとして、「映画なくして彼女は生まれず、彼女なくして日本映画もまた存在しえない、そんな時代がやってきたようです」と絶賛している。