東京電力が10日に発表した、同日午前9時現在の福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。●原子力発電所・3号機の原子炉への注水を給水系配管から行う工事の準備のため、5月8日午後4時18分よりタービン建屋の復水器からの水抜きを開始。5月10日午前5時41分終了。・5月9日午後4時5分、コンクリートポンプ車により4号機の使用済燃料プールへの放水を開始(同日午後4時11分~午後6時38分、ヒドラジンをあわせて注入)。同日午後7時5分終了。・4月22日より、4号機の使用済燃料プールについて、コンクリートポンプ車に熱電対、線量計等を取り付け、プール水位・水温、放射線量、水分析等の調査を実施。同調査の一環で、5月7日にプール水約280mlを採取し、5月8日、核種分析を行った結果、セシウム134、セシウム137、よう素131を検出。・5月9日午後2時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへの移送を再開。同日午後5時、移送ポンプ停止(約60m3)。・5月9日、従来の方法により、固体廃棄物貯蔵庫周辺他において、飛散防止剤を約5,250m2の範囲に散布。