東京電力が25日に発表した、同日午前8時現在の福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。●1号機・白煙の吐出確認できず(4月25日6:30現在)・原子炉圧力容器へ淡水を注水中(4月25日08:00現在)●2号機・引き続き、白煙の吐出確認(4月25日6:30現在)・原子炉圧力容器へ淡水を注水中(4月25日08:00現在)●3号機・引き続き白煙の吐出確認(4月25日6:30現在)・原子炉圧力容器へ淡水を注水中(4月25日08:00現在)●4号機・コンクリートポンプ車(62m級)が淡水約165tを放水(4月24日12:25~17:07)・白煙の吐出確認できず(4月25日6:30現在)●使用済燃料共用プール・4月24日6:40時点でのプール水温度は31度程度●飛散防止剤の散布・5号機の原子炉建屋山側の約860m2の範囲に、地面の放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を試験的に散布(4月24日11:30~13:00)●がれきの撤去状況・リモートコントロール重機によるがれきの撤去(コンテナ3個分)を実施(4月24日9:00~16:00)●その他の被害・4月23日午後4時30分頃、発電所構外(楢葉町内生コン工場)において、作業員1名がコンクリートミキサーで使用したホースの接続部の手入れ作業を行っていた際に、液体が飛散し目に入った。目に痛みを感じたことから、Jヴィレッジに搬送し産業医の診察を受けた後、受診できる眼科が近くになかったため、念のため救急車にていわき市立共立病院へ搬送。左目に軟膏等の処方を受け、眼帯をして宿舎に帰宅したが、専門医が不在であったため、4月24日に再診したところ、中等度の結膜炎で1週間程度の通院治療を要すると診断された。なお、通常業務は行えることとのことから、4月24日から普通作業(内業)に従事。